こんにちは、船橋市の弁護士の伏見です。

ネットで「ああ、そうだよなあ」と思った記事があったので共有させて頂きます。

 

弁護士はなぜ「黙秘」を勧めるのか

被疑者を「ガキ」となじる検察の取調べ動画にみる「刑事司法の課題」

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b34a49d55587a969f2d240301f8e772ee892506

 

万一捕まった時にどうするのか？というお話です。

不同意性交、痴漢、盗撮などの性犯罪であったり、

その他何か身に覚えのない罪を疑われたり、

色々な理由で逮捕されてしまうことがあります。

 

逮捕された場合、

通常すぐに警察に連れていかれて取調べが行われます。

 

そこで大事なのが、

弁護士をすぐに呼んで弁護士が来るまで何も話さない

ということです。

 

警察や検察、捜査機関にとって一番重要なのはあなたの供述になります。

取調べの時に「供述調書」というものを作るのですが、

それが起訴された場合に法廷に出てきます。

そして、一度作ってしまった調書は普通取り消せません。

捕まって気持ちが沈んでいる所で警察官の誘導に乗ってしまった結果、

変なことを話させられてしまい、調書にサインをしてしまったら取り返しがつきません。

 

ここで、警察と検察がどういう組織かもう一度考えてみましょう。

警察と検察は基本的に罪を犯した者を処罰したいと考えています。

つまり、あなたに刑罰を科したいと考えています。

有り体に言うとあなたの敵です。

 

敵にわざわざカードを与えてやる必要はありませんよね？

与えるにしても、自分にとって最大限有利なようにカードを選んで与える必要があります。

 

ただ、何を話したらいいのか、

話さない方がいいのかというのは一般の方には分からないと思います。

そのため、それを判断するためにはまずは弁護士に相談して戦略を決める必要があります。

 

ですので、

どのような事案であっても突然逮捕された場合まずは全て黙秘することをお勧めします。

その上で、弁護士を呼んで一度接見に来てもらい、戦略を立てましょう。

 

もちろん当事務所でも刑事事件を扱っていますので、

万一ご家族が逮捕されたといった場合にはお気軽にご相談ください。